意外とたくさんある!位牌の種類
位牌はとても重要なものなのだけれど、意外と種類があるのでどれにしようか迷ってしまうかもしれないわね。
まず、位牌の種類を大きく分けると板位牌と呼ばれる一人用の位牌と、回出(繰り出し)位牌と呼ばれる複数人用との2つがあるの。
それから、一人用の位牌、板位牌は、塗り位牌と唐木位牌とに分けられるわね。塗り位牌というのは漆を塗った位牌のことで、上から金箔などが施されているものもよく見かけるわ。お寺に行くとずらりと並んでいるのがこのタイプよ。
そして唐木位牌というのは黒檀や紫檀といった木材で作られているの。木目ならではの温かみがあって美しいことが特徴といえるかしら。手に持てばずっしりとした重みも感じられるわよ。
そして複数人用の回出位牌には箱が付いていて、中に故人の戒名を記したお札を入れるようになっているの。
だいたい10枚くらい入るのだけれど、三十三回忌、五十回忌くらいからご先祖様をまとめるというお宅が多いわね。